【お仕事】2015年・「ときには積ん読の日々」書籍挿絵
お知らせが遅くなっている間にすっかり発売開始されておりますが。
吉上恭太「ときには積ん読の日々」という本の、挿絵を担当しました。
■50歳から歌いはじめたミュージシャン、吉上恭太。生業は翻訳家、これまでに雑誌社や児童書版元で働いたり、フリーのライターとしてさまざまな仕事をしたりしてきたなかで出会った人たちのこと、立ち止まって考えてきたこと、つねに傍らにあったギターと音楽のことなどを、飾らない人柄そのままの筆致でつづるエッセイ集。
「吉上さんの静かな、力強い世界が好き」(「本のメルマガ」15日号編集長・畠中理恵子)
販売店一覧はこちらから。
都内はじめ各地の書店さんにてお取り扱い中です。渋谷はブックファーストさんで4コーナーで展開中だったそうです!(10月末時点)
もしも店頭で見かけなかった場合は…ぜひ書店注文、あるいはネット販売にてよろしくおねがいします!
厚みといい質感といい、手になじみ読みやすい感触、との評判です!
ちらり。
ちらり。
筆者の吉上恭太さんとは、音楽を一緒に演奏する機会も多く、色々な面でお世話になっているのですが、
今回このエッセイを先んじて読ませていただいて、初めて知ることもたくさんありました。
吉上さんは、決して押し付けがましくなく、いつも謙虚な姿勢だけれど、好きなものにまっすぐで、そうやって生活しているうちに好きなものがどんどん増えて行って、気づけば宝物に囲まれて暮らしていた、というようなお方だと勝手に思っています。
そんなにいいものじゃないよ〜、と吉上さんは言いそうですが。
そんな吉上さんの世界観を、私なりにですが、少しでも表現できていればと思っています。
挿絵はもちろんすべてはんこで彫っています。一色でバシッとおさせてもらってるのも、なんだかはんこ屋冥利に尽きますね。
今回、装丁を担当したのはデザイナーの千葉泉さん。
個人的に付き合いが長く、今まで展示のDMのデザインをはじめもろもろお世話になってきたのですが、
この度彼女も初めての装丁のお仕事ながら、バシッとプロの技見せてくれてます。
さりげなくシンプルだけどばしっと本にはまっている。
そんな彼女のデザインのファンでもあります。
私にとって、本の挿絵は初めてのこと。
吉上さんにとっても、自分の文章で本を出すというのは初めてのこと。
今回この本を出版されたトマソン社という出版社も、実は初めての単行本の出版。
というわけで、このチーム、初めてづくしだったのです。
だからこそ愛と熱がこもったミーティングを重ねてきましたし、
あたたかな本になったな、と自負しております。
なのでぜひぜひ、見かけたら手にとってみてください。