さくはんじょ個展「ultra-ordinary」終了しました。
もうそろそろ一ヶ月経ちそうで、今更な感じもありますが…。
喫茶おとらさんでの個展、終了しました。
本当にありがとうございました!!
展示を決めたのが2月だったのにもかかわらず、8月末にチェコから帰国して、あっという間の10月。
本気で間に合わないかもしれない、もう無理だと思う瞬間もたくさんありましたが、なんとかかんとか!!いろいろな方のご協力もあって無事開催できました。
instagramなどではちょくちょく更新していましたが、改めてご報告を。
今回の展示は、「およそ3センチ角の日記」「ときには積ん読の日々(挿絵)」「チェコ記」の三部構成のような感じでお届けしました。
「およそ3センチ角の日記」
これは、今年の2月末〜7月まで「ほぼ」毎日更新していた、「およそ」3センチ角のはんこ日記を、短い文章を添えつつ展示させていただきました。
彫り続けていると量が出てくるもので、並べるとなかなかの圧巻。
もうちょっと続けたいな、と思いつつ最近再開しましたが、こちらの作品を見た方から、「これが10年続けられるといいね」という、パンチの強いお言葉をいただきました。なんとか続けられるように頑張ります。
「ときには積ん読の日々(挿絵)」
先日お伝えしました、吉上恭太さんのエッセイの挿絵の原画も展示させてもらいました。
本の中の挿絵は縮小されたものなので、原画の大きめサイズで見ると印象が違うかもしれません。
発売前だったので先行公開(笑)でしたが。
板に直接捺したものに、チェコの蚤の市で買ってきた額(フレームのみ)を付けたり、フォトフレームの一部を使ったりと少し工夫してみました。
「チェコ記」
20日間のチェコ滞在について長めの文章にはんこの絵を少し添えた小冊子「チェコ記」も店内で販売しました。
文章を書いて販売するというのは初めての試みでしたが、いろいろなお声を頂けて大変ありがたかったです。
また、チェコの滞在の中で、どうしても大きめな作品を作りたい!と思っていて、なんとか実現させた一枚。
チェコで購入してきた素材「リノリウム」を使った版画に挑戦しました。
リノリウムは床材に使われるもので、消しゴムはんこと比べると、すこしざらっとした硬めの素材ではありますが、なかなか彫りやすい。
彫るときの、「ザッ、ザッ」という感触が気持ちいいのです。
そうしてできあがったのが上記の「ミクロフ」です。
チェコ旅行でたまたま立ち寄った町「ミクロフ」。どうしてもこれを形にしたいという思いがあって、初挑戦の手法に四苦八苦、いや、もう六苦十苦くらいしつつ...しかし刷りは奥が深いし本当に難しいですね...。
リノリウムはまだ家にあるので、今後もいろいろと挑戦していきたいところです。
また、期間中、鈴木晶久さんをゲストに迎えたライブも行いました。
ゆるゆるしつつも渋くて突き刺さってくるアッキーさんの力、すごかったです。
またいつかご一緒できたら嬉しいなあ。
というわけで、今回は2回目のおとらさんでの個展開催で、2週間にわたって展示をさせていただき、たくさんの方にお越しいただきました。
店内でゆっくりと、ご来場いただいた方ひとりひとりや、店主の夏目さんとも!懐かしい話、面白い話、くだらない話…をできたことがとても嬉しかったです。
おとらさんのメニューも少しずつ制覇してきました。(笑)
本当にありがとうございました!