【およそ3センチ角の日記】160623 身長計に乗る
健康診断を受けた。
身長計に乗る時って、どうしてこうも、意識してしまうんだろう。
もっとしれっと、どんな数字が出ようが気にしちゃいませんよう、みたいな顔をしていたいのに。
涼しげな顔をしているつもりだけど、多分背筋をピンと張ろうとかしているあたりで多分感づかれている。多分にじみ出ている。自分の身長に対する興味が。「えっ何センチですか?あそうですか、そうなんですね。そうなんですね。。」という必死さが。
振り返ってみれば、私は「あ行」苗字の宿命によって出席番号がいつも1番とか2番が多かったので、身体計測は大抵一番最初に受けていた。
身体計測をする担当の人と記録する担当は別に一人いて、つまり、身長や体重は、みんなの前で読み上げられる。
半裸でワイワイ並んでいる生徒たちはもちろん途中で騒ぎ出して興味を失うが、はじめの一人や二人くらいまでは、なんとなくその身長や体重を聞いているものだった。というか少なくともそう私は感じていた。出席番号若い人あるあるだと思うけど。
このソワソワ感は意外と今でも思い出すなあ。
それにしても身長ってこんなに変動するのはなんでだろう。身長計によるものか、私の背筋の伸ばし具合によるものか。
今年は、私が認識していた身長に1センチほど満たなかった。
ということで、今年は私にとって都合のいい四捨五入をした身長を名乗るつもりです。いっそ2センチくらい詐称しようかな。