【およそ3センチ角の日記】20160828 鉄道旅行
車窓というものは、どうしてこう、魅力的なのでしょう。
窓枠から見える世界は、なんだか額におさまった絵のようでいて、それでも次々に移り変わっていく様に飽きない。
…いや、飽きないというのは完全に言いすぎた。
延々続く贅沢な景色も数分もすれば飽きてくる。
結局持ってきた本を読み始めて寝落ちする。
気がつくと座りすぎて痛くなってくるお尻と腰。
読書もうたた寝も終わって体の疲れを自覚する時間をひととおり過ぎたところでようやく目的地に到着する。
そして着いた駅は大抵想像よりも寂れていて、見どころが見つけにくい。
でも歩き回っているうちになんとなく楽しくなってくる。
とはいえ車でもないから駅周辺からそう離れられず、何かの調達は商店街やら駅ナカにあるコンビニ程度。
適当なご当地なんちゃらのお菓子や飲み物なんか買ってみて、結局いつものもののほうが美味しい気がするなあ、なんて文句たれながら本数の少ない電車をのんびり待つ帰り道。
そんな鉄道旅行が好きです。