【およそ3センチ角の日記】20160831 駅名看板
前の駅、次の駅。カクカクッ。こんなにも簡潔に伝わる手段がありましたか。
先日の鉄道旅で行った、長野県は千曲市にある姨捨駅。おばすてと読みます。
ここは全国でも数少ない、スイッチバックを採用している駅。
スイッチバックってなんだっけ?というかたも、この看板を見ればなんとなくわかるのでは?
姨捨駅は「JR三大車窓」に数えられている駅だそう。長野駅から乗った篠ノ井線はワンマン運転。もちろんスイカは使えない。というか姨捨駅は切符売り場も改札もない無人駅。切符を買いながらほのかにテンションが上がってくる。
押しボタン式の電車に乗り込み、女性運転士さんの操縦する真後ろにはりつき最前の車窓と運転姿を眺める。
そしてしばらく乗って、次は姨捨駅~のアナウンス。するとに駅に入る前に逆方面の電車を先に通すためにバックして待機。そしてすれ違う電車を見送って、スイッチバックして姨捨駅へ。指差し確認しながらキビキビと機械的に動くお姉さん。立ち上がり、椅子をたたみ、表らしきものを指差し、窓の外を見て指差し、レバーをガクッと引く。後ずさりする電車。姨捨駅に近づくにつれて見下ろせる気持ちいい景色は善光寺平というものらしい。
ここは月見でも有名な場所であり、夜景を見にくるツアーなども開催されているようだけど日中に電車で来る人は鉄道オタクさんらしき人しかほぼ見当たらず…。最高の晴天で絶好すぎる眺めだったけれど、照りつける太陽の下で昼食スポットを見つけられないという緊急事態。結局長居に耐えられず予定よりも早めの電車に飛び乗り移動してしまいましたが。長野から、そして松本までも一本で行けちゃうのはとても便利。それにしても最高の景色でした。
そして大きな目的の一つであった棚田。うつくしい。棚田って、見てると彫りたくなってきますよね。きませんか?ああ、そうですか。