【チェコ記2】20170310(金)出発
結局準備は前夜ギリギリまでかかり、重量制限と格闘。受託荷物23キロ、機内持ち込み12キロをすべてかかえて、朝5時の電車に乗る。なかなかすごいことをしているな。いままでの出展経験のお陰か、大荷物にはすっかり慣れつつある。とはいえプラハの石畳はちょっと心配だ。
日本からプラハへの直行便はないので、今回は飛行機は韓国乗り換え、母からの連絡で朴大統領の弾劾罷免と、同じ空港にJYJジェジュンがいるということを知る。そうですかと心で言いながら、空港でWi-Fiがうまく繋がらず予定していた仕事がすすまず焦る。
韓国からプラハまでは、約十二時間で到着。入国の列はそう長いわけでもなかったけどなかなか進まない。私の番になってみると、私のパスポートを適当にぱらばらめくり、質問も指紋チェックもなくとなりの同僚と談笑しながら、なんとなく一分くらい経過している。この時間はなんなんだと思いつつも、ああチェコにきたな、という感じがする。
今夜から一週間は、直前まで決まらず土壇場で、いわゆる民泊と言われるAirBNBで予約した宿に泊まる。
プラハのやや郊外の、十歳の娘さんがいるご家族のおうちに居候。個室があるのにえらく安かったのは、プラハ中心地から地下鉄で15分ほどかかる立地が主な理由だろう。プラハの中心地から地下鉄で15分というのは、例えば新宿駅から電車で15分、というのとはだいぶ意味合いが違って、わりと「郊外だね」というニュアンスである。
到着の翌朝、窓から見えた風景。住宅は大きな団地の一つだった。我が家のホストはウクライナ出身、2014年のロシアによる制圧があった際に移住してきたそう。日本にも興味津々で、朝食を食べながらたくさん話した。何故日本の首都は京都から東京にうつったか、という質問に答えられなかったが。淹れてくれた紅茶はとてもおいしかった。10歳の女の子はシャイすぎて、滞在中ほとんど顔を合わせなかった。