【チェコ記2】20170320(月)カレル橋とヴィシェフラット城跡

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この日はプラハ散策をしているうちに、カレル橋にたどり着いた。
ヴルダヴァ川にかかる大きな橋で、巨大な観光スポット。観光客はもちろん、路上販売や演奏者も多くてとても賑やかな場所。

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ここにはいつきても、はじめてプラハに来たときのことを思い出す。この場所は観光度ナンバーワンの場所だけあって、はじめてきた十年前とあまり変わっていない気がする。はじめてきたときの高揚感といったらなかった。大好きな友達と一緒に初めて訪れた憧れのプラハ。見渡す限り美しくて、可愛いお土産が売っていて、演奏をしているひとがいて。スリが多いと聞いていたから鞄だけはしっかりと持っていた。橋の上でジプシージャズを演奏していたおじちゃんバンドと一緒に笑顔で撮った写真は今でも持っている。

道すがらにキュビズム建築の家が。
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それからようやく、チャペック兄弟のお墓を目指し、丘の上にある教会墓地へ。

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さまざまな著名人の眠る場所なだけあってか、広々したお墓は、緑豊かですべてが故人の個性にあわせたものになっていて、お散歩したくなるような場所だった。ミュシャやスメタナも眠っている。

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ほど近くにひっそりとさりげなく、ヨゼフチャペックのお墓をようやく発見。さりげなさすぎて見つけられず、すっごく探し回ってしまった…。

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ヨゼフとカレルのお墓は少し離れた場所にあって、カレルのお墓は本の形をした石に名前が彫ってあり、飛んでいきそうなロケット型をしている。
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教会墓地のあるヴィシェフラットは丘の上にあったお城の跡地で、戦争によりお城はなくなってしまったが、教会と聖堂は再建され、今は公園となっている。丘の上にあるので、真下にヴルダヴァ川とプラハの街並みが違う角度から見下ろせて本当に美しい。丘と言っても公共交通機関と階段をつかって数分上がってきたくらいの場所なので高すぎず、トラムが行き交うのもよく見える。こんな場所で眠っている彼らを思うと、羨ましくも思えたしなぜか安心もした。

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夜はさきちゃんのルームメイトさんとお友達とディナー。作ってもらった日本食とチェコ料理の味がやさしくしみる。さきちゃんのルームメイトは、チェコで有名なイラストレーターであり大学でも教えているミシャさん。砂糖や添加物をできるだけ使わないようにしながら日々手料理を作っているようで、「チェコ人らしくない」人だそう。ミシャさんことMichaela Kukovičováさんは「This is Prague」という、まさにプラハについての絵本をイラストやコラージュを駆使して出版している。

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蔵書のコレクションがまた垂涎もので、色々と引っ張り出して見せてもらったりした。

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↓こちらはクヴィエタ・パツォスカーの(おそらく)初期の本。なんという可愛さ。
ちなみにパツォスカーの本はチェコの古本屋さんで探してもたいてい高価です。

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談笑で夜は更けていきます。