一日だけの比佐食堂
近頃ちょっと慌ただしく過ごしていたのですが、
昨日はとあるパーティというか、特別イベントに行ってきました。
写真集食堂「めぐたま」さんにて開催された、
「一日だけの比佐食堂」。
説明するとちょっと長くなるのですが、
恵比寿駅前の小さなギャラリー「gallery and shop山小屋」の店長さんである、新谷比佐さん。
ここがギャラリーに改装される前、数ヶ月ほどその二坪の空間が空いていたことがありました。
その場所が、ミーティングやおしゃべりの場としていつしか「比佐スペース」と呼ばれるようになり。
比佐さんの振舞ってくれる手料理を目当てに人々が夜な夜な集うようになりました。
せっかく壁面が空いているのだからと、なんとはんこ作家として駆け出し中の駆け出し(1年目)だった私に、
「さくちゃん、展示やる?」と声をかけてもくれたのです。
「比佐スペース」があったのは、2011〜2年のあたりだったはず。
今ではそのスペースは素敵で立派なギャラリーとなっていますが、
今年の5月、比佐さんの娘さんである新谷佐知子さんの企画により、比佐さんのお料理の小さなレシピ本が出版されたのです。
そしてなんとその出版にあたり、「さくちゃん、レシピ本の題字と似顔絵イラストをお願いできない?」と佐知子さんが声をかけてくれたのです。
それは今思えばどことなく、「さくちゃん、展示やる?」と声をかけてくれた比佐さんのトーンと似ていた気もします。さすが親子。
それはレシピ本の表紙と挿画のみならず、出版記念の展示イベントでも、実物やポスターなども展示していただきました。
そして今回、重ねて開催された「一日だけの比佐食堂」。
写真集食堂めぐたまさん全面協力のもと、比佐さんのレシピが再現されたお料理がもりもり用意されたイベントが開催されたのです!
そこでも大いに絵はんこは活躍しておりました。
みなさんが食べ物と引き換える「食券」やお品書き、イベントの説明チラシなど。
そして今でも記憶に残る…この料理たちの素晴らしさ…
特に揚げたての「肉じゃがコロッケ」の美味しさは…。写真を見返してニヤニヤとしつつよだれが垂れそうになるレベルの美味しさでした。
美味しい料理ってこういう力があるんだなあ、と実感しました。満たされた…。
数年前につくり方を教えていただいたのに、ついに今日まで自力で作ったことのない自家製サングリアも久々に飲むことができて、うっとり。。。
「比佐食堂のレシピ」、おかげさまで大好評のようです。
比佐さんが作ってきたお料理たちが振りまいた幸せや温もりが、
それぞれの生活にまで届きますように。
(って、まずは私もつくらなきゃ…)